<1>魚も植物もがんになる メダカは3カ月で

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 石川氏は世界で初めてがん修復遺伝子を導入したマウスをつくり、DNA修復ががん発生に直接かかわることを動物実験で証明した。DNA修復酵素を組み込むと、発がんが抑えられ、逆に外してしまえば、がんがいっぱいできる。その石川氏は常陸宮殿下の魚のがんに関する研究も手伝ったことでも知られる。

「ある発がん物質を水に溶かして、メダカを3カ月間飼うと100%がんができます。肝臓や皮膚、えら、網膜、腸のがんもできるのです」

 メダカはマウスと違って短期間でがんができるうえ、透明で外側からがんの発生が簡単に観察できることから、今も実験用として重宝されているという。

「こうした魚や虫や植物のがん研究は人間のがん研究にも大きな貢献をします。例えば、ショウジョウバエのがんの遺伝子解析により、人のレチノブラストーマ(網膜芽細胞腫)という病気の発生機構の解明に大変役に立ったことが知られています」

【連載】がんとは何か

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