「私は発達障害でも働けるロールモデルになりたい」

公開日: 更新日:

■苦手なことは人に協力してもらう

 そのほか、ワーキングメモリーが浅く、自分がいま何をやるべきかという優先順位がよく分からなくなると話す福田さん。ワーキングメモリーとは、複数の情報を同時に頭の中で所持し、並行して処理する能力のこと。例えるならば、机の上に3種類の書類があっても処理していけるのが定型発達者(発達障害のない人)だとすれば、発達障害者には、書類が2種類以上あると混乱してしまう傾向がある人もいるという。その対策として、福田さんはウィンドウズに搭載されている「付箋」という機能を使い、いまやるべきことをパソコンのデスクトップに表示させておき、終わったものから消すようにして、やるべきことを忘れないようにしている。

「ほかにも書類のチェックが苦手で、ほかの人なら10分で済むところを30分かかってしまったりします。そういうときは、無理に自分で抱えないで、同僚の人に『半分やってもらってもいいですか』とお願いします。苦手なことはうまく人に頼むのも、仕事を続ける秘訣のひとつですね」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?