優先順位をつけるのが苦手 仕事が並行すると処理が困難に

公開日: 更新日:

 29歳のときに発達障害と診断された福田晃平さん。子供のころは友達はすぐにできる方だった。

運動も好きで、体育の時間は楽しかったですし、水泳も習っていました。けれど、サッカーやバスケなどのチームプレーになると、個人プレーに走りがち。試合中、何をやっていいか分からなくなってしまうのです」

 授業でも説明が抽象的だと理解に時間がかかった。小学校3、4年ごろから、体育の団体行動や学習などで「なんで周りのみんなはできるのに僕はできないんだろう」と思うことが増えていった。その一方で、父親によく連れていってもらったスキーは得意だった。ボーイスカウトの活動では集団生活の楽しさを学べていたという。

「ボーイスカウトでは、年代の違う学校の子供と仲良くなれますし、子供ながらに社会性を学ぶいい経験になりました」

 高校時代、将来は保育士になりたいと思った。しかし、保育士の大変さを周囲から話され進路を変えた。大学は経済学部に進むことに。在学中は友人とバンドを組んで活動した。その大学では、単位の計算がうまくできず、1年留年して卒業した。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」

  2. 2

    円安地獄で青天井の物価高…もう怪しくなってきた高市経済政策の薄っぺら

  3. 3

    現行保険証の「来年3月まで使用延長」がマイナ混乱に拍車…周知不足の怠慢行政

  4. 4

    ドジャース大谷翔平が目指すは「来季60本15勝」…オフの肉体改造へスタジアム施設をフル活用

  5. 5

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  1. 6

    佐々木朗希がドジャース狙うCY賞左腕スクーバルの「交換要員」になる可能性…1年で見切りつけられそうな裏側

  2. 7

    【武道館】で開催されたザ・タイガース解散コンサートを見に来た加橋かつみ

  3. 8

    “第二のガーシー”高岡蒼佑が次に矛先を向けかねない “宮崎あおいじゃない”女優の顔ぶれ

  4. 9

    二階俊博氏は引退、公明党も連立離脱…日中緊張でも高市政権に“パイプ役”不在の危うさ

  5. 10

    菊池風磨率いるtimeleszにはすでに亀裂か…“容姿イジリ”が早速炎上でファンに弁明