早発閉経でも年齢相応の妊娠率へ 卵子を凍結保存する手も

公開日: 更新日:

 手術は、腹腔鏡手術で行う。卵巣の一部または片側の卵巣を取り出し、原始卵胞が残っていることが確認できたら特殊な薬を使い48時間培養して活性化させる。その後、再び腹腔鏡手術で卵管の近くに活性化した原始卵胞を移植する。手術の効果は1~2年くらい続き、この間にホルモン療法と排卵誘発剤を用いて卵胞を育てる。成熟した卵胞が確認できたら、採卵して体外受精を行うのだ。

 この最新療法を用いて、2013年には世界で初めて早期閉経患者の妊娠、出産が日本で成功し、世界的な話題となった。原始卵胞が残っていれば、50~60%の確率で成熟した卵子がつくれるという。手術で摘出した卵巣の余った部分は、凍結保存しておけば再度治療に使うこともできる。

 ただし、妊娠率は患者の年齢相応のレベルを超えない。これまで実際に妊娠に至ったのは116例中12例、21例は今後、胚移植予定という。

「早期閉経は発症前に『生理不順』の前触れがあることが多い。疑いは『抗ミュラー管ホルモン』を測定(採血)すれば分かるので、心配な人は早めに検査を受けることを勧めます」

 疑いがあれば、事前に卵巣を凍結保存する対策も取れるという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐藤二朗vs橋本愛騒動が直撃! フジドラマ“出たくない俳優”&“見たくない視聴者”の二重苦

  2. 2

    趣里が7月期テレ朝ドラマで出産後初主演 続く水谷家との「蜜月」で三山凌輝にも復活説

  3. 3

    萩本欽一〈24〉相方の坂上二郎さんとは「遊ばない・食事しない・夢を語らない」を徹底した事情

  4. 4

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  5. 5

    “キムタク効果”見込んだ吉野家の戦略は残念な結果に…ファンの間に沸き起こる「藤田ニコル復帰待望論」

  1. 6

    佐藤二朗騒動の余波!「福田組」の長澤まさみへの“ハラスメント”舞台挨拶の悪ノリ動画が再注目…女性視聴者は嫌悪

  2. 7

    ソフトバンク「佐々木麟太郎シフト」着々…同ポジションの中村晃引退、山川穂高二軍塩漬けが伏線

  3. 8

    「夫婦別姓刑事」とフジテレビの時代錯誤…“看板に偽りあり”のタイトルと「超・年の差婚」設定への嫌悪感

  4. 9

    萩本欽一〈25〉「車椅子でも絶対に明治座に出す」脳梗塞で左半身麻痺の坂上二郎さんを奮い立たせたひと言

  5. 10

    維新また猿芝居…国会空転トップ会談で定数削減法案に“白旗”も「今時点で取り下げない」と強がるワケ