著者のコラム一覧
石原藤樹「北品川藤クリニック」院長

信州大学医学部医学科大学院卒。同大学医学部老年内科(内分泌内科)助手を経て、心療内科、小児科研修を経て、1998年より「六号通り診療所」所長を務めた。日本プライマリ・ケア学会会員。日本医師会認定産業医・同認定スポーツ医。糖尿病協会療養指導医。

体重によって調整が必要 太った人にアスピリンは効かない

公開日: 更新日:

 子供に使う薬は体重によってその量が変わります。しかし、大人に使う薬は、やせた人でも太った人でも同じ量です。これはどこかおかしくないでしょうか? 

 アスピリンという薬があります。解熱鎮痛剤といって熱を下げたり痛みを取るために使用されますが、そうした用途とは別に、1日75~100ミリグラムという少量で継続的に使用すると、血を固める血小板という成分の作用を抑える働きがあり、心筋梗塞脳卒中を予防する効果のあることが知られています。そのために、この少量のアスピリンは、病気の予防のために世界中で広く使われています。このアスピリンの用量は、世界中でほとんど違いがありません。体重が40キロでも100キロでも同じ量を使っているのです。それで本当に問題はないのでしょうか? 

 今年の「ランセット」というイギリスの有名な医学誌に、それについてちょっとショッキングな論文が掲載されました。体重ごとにアスピリンの1次予防の効果を比較したところ、最も効果があったのは体重が50~60キロ台で、70キロを超えるとその効果は認められませんでした。薬の効果があるのはあくまで標準的な体格の人で、うんと太った人ややせた人では、その量を調整しないと、本来の効果は得られないのかも知れません。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中村メイコさん「大切なものから処分するとその先の断捨離が進む」

  2. 2

    WEST.重岡大毅の結婚にファンの怒りと落胆…“祝福されないアイドル”がやらかす「3つの誤算」

  3. 3

    山川穂高が「4.5億円の置物」に…ソフトバンクが頭を痛める“引き取り手”の付かない厳しい現実

  4. 4

    菊池風磨はCM本数が事務所トップでも深刻なファン離れ…原因は先輩さえもイジる悪癖か?

  5. 5

    「恫喝暴行&中絶強要」報道のソフトバンク村上泰斗(19) 素質だけなら山本由伸クラスだったのに…

  1. 6

    萩本欽一〈46〉斉藤清六が泣きながら持ってきた1000万円、追い返そうと思って貯金額を聞いたら驚いた

  2. 7

    “女性芸能人”を斡旋? また炎上中…timelesz篠塚大輝の繰り返す失言と秀才キャラの崩壊がもたらす影響

  3. 8

    阪神・梅野隆太郎に「衰えを強いる」藤川監督の起用法…生え抜き正捕手から不遇際立つ

  4. 9

    水前寺清子(3)「今でも、小国では寝ながら歌った話が語り継がれているそうです」

  5. 10

    原菜乃華がWEST.重岡大毅"デキ婚"発表で「深刻なもらい事故」…ヒロイン競争は“ライバル”出口夏希が王手