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平山瑞穂小説家

1968年、東京生まれ。立教大学社会学部卒業。2004年「ラス・マンチャス通信」で日本ファンタジーノベル大賞を受賞。糖尿病体験に基づく小説では「シュガーな俺」(06年)がある。

最新式のグルコース値測定機に狂喜…一方でトラブルも

公開日: 更新日:

 前回取り上げた最新式のグルコース値測定器は画期的な発明だ。一方で、実用化されてからまだ日が浅いせいか、実際に使っていると、あれこれ不具合を感じることもあった。

 肌に装着するセンサーは、連続14日間使用可能。逆にいえば、一度装着すると14日間はつけっぱなしにしていなければならない。途中ではがすと、もう使えなくなる。

 センサーには肌に刺さったままになる細い針がついていて、粘着テープ風に肌に貼りついている。その内側でも汗は当然かく。何日かつけていると、接触面がかゆくてたまらなくなる。

 夏場はそれだけでもしんどい。加えて6月あたりから、あるトラブルが頻発していた。あくまで僕のケースだが、何日か使っていると、測定したグルコース値が、血糖値よりはるかに低く出るようになるのだ。誤差とは呼べない規模のズレで、実質使いものにならない。

 メーカーに電話すればセンサーは交換してもらえる。しかし、2、3日おきに交換依頼をさせられるのはたまったものではない。トラブルは、秋が深まった頃にようやくおさまってきた。

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