専門家が警鐘 “ストロング系チューハイ”でアルコール依存

公開日: 更新日:

 その大きな理由となっているのが、ストロング系の値段の安さだ。ネットの某サイトを見ると、缶ビール500ミリリットル1本は280円。ストロング系500ミリリットルは140~160円とミネラルウオーターよりも安い。

「しかも強炭酸で柑橘系の爽やかな味です。炭酸が入ったアルコールの方が血中濃度が短時間で上昇し酔いやすく、“安くて手っ取り早く気持ちよくなる”という点もポイントなのでしょう。毎日飲んでいるうち、次第に飲む本数が増えていき、当院に来た時には1日10本以上ストロング系を飲んでいる人もいました」(斉藤氏=以下同)

■500ミリリットルでテキーラ4杯分のアルコール量

 ストロング系のアルコール摂取量を計算すると思った以上に多いことが分かる。純アルコール量は「アルコール飲料の量×アルコール度数÷100×0.8」。アルコール度数9度のストロング系500ミリリットルでは純アルコール量は36グラム。これは、テキーラをショットで4杯弱飲んだ量に相当する(1日の適量は約20グラム)。テキーラをショット4杯、毎晩飲んでいたらさすがに飲み過ぎを自覚するだろうが、ストロング系では、さほど“多い”というイメージを抱かないのではないか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった