著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

アメリカ2州で妊娠中絶がほぼ全面禁止 避妊を制限する州も

公開日: 更新日:

 アメリカの各州で非常に厳しい妊娠中絶法が次々に成立し、全米に衝撃を与えています。

 アラバマ州では15日、妊娠中絶を全面的に禁止する法律が成立。レイプ、近親相姦などの例外もなく、妊娠中絶の手術をした医師には最高99年の禁錮刑が科されることもあるという厳しい制度です。

 ジョージア、オハイオの2州では、アラバマ州に先駆け、胎児の心臓の鼓動が探知された時点以降の中絶を禁止する法が成立。胎児の心臓の鼓動が聞こえるようになるのは早ければ妊娠6週間で、多くの女性はそれまで妊娠に気付かないことから、事実上の全面禁止と考えられています。

 この2つの新法の背景には、「胎内にいる赤ちゃんの人権も認めるべき」という主張があります。それに従うと、ジョージア州の場合は胎児も扶養家族として税控除の対象にできる一方、妊娠中絶を受けた女性に殺人罪が適用される可能性があり、流産した場合でも10~30年の禁錮刑が科されるという解釈も可能です。

 オハイオの州法は、解釈によっては避妊も禁止の対象になりえます。少なくとも保険適用外になり、避妊リングのような10万円を超える高額治療は一般人には手が届かないものになると懸念されています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  2. 2

    視聴率の取れない枠にハマった和久田麻由子アナの不運 与えられているのは「誰でもできる役割」のみ

  3. 3

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  4. 4

    嵐が去る前に思い出す…あの頃の「松本潤」と「大野智」

  5. 5

    田中将大が楽天を去った本当の理由…退団から巨人移籍までに俺とした“3度の電話”の中身

  1. 6

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 7

    あのちゃん追い風だった女優業に暗雲の炎上!「嫌いな芸能人」発言で反撃される痛恨

  3. 8

    高市首相応援議連「国力研究会」発足 “大政翼賛会”に入会しなかった70人と主な議員の名前

  4. 9

    巨人“育成の星”のアクシデントに阿部監督は顔面硬直、原辰徳氏は絶句…桑田真澄氏の懸念が現実に

  5. 10

    出口夏希の“男選び”がもたらす影響…伊藤健太郎との熱愛報道と旧ジャニファンが落ち込む意外