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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

アメリカ2州で妊娠中絶がほぼ全面禁止 避妊を制限する州も

公開日: 更新日:

 アメリカでは連邦レベルで1973年に妊娠中絶が合法化されていますが、キリスト教福音派を中心とした根強い反対運動が続き、保守派の政治課題になっていました。

 ところが、妊娠中絶への厳しい罰則を公約に掲げたトランプ大統領が当選。来年の大統領選を有利に戦おうとする保守共和党の思惑が重なって、今年すでに7つの保守州でより厳しい妊娠中絶法が成立しているのです。

 これらの法律は今後、母体の権利を訴える団体などにより裁判に持ち込まれ、最終的に施行されるかどうかが審議されるとみられています。保守派はその過程で連邦レベルでの妊娠中絶法の撤廃を狙っています。連邦最高裁は、トランプ大統領の2人の判事指名で保守が多数となっているため、その可能性も十分考えられます。

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