エイズ<6>HIV郵送検査を利用するなら 信頼できる5つの条件

公開日: 更新日:

 治療法の進歩でHIVに感染しても、1日1回1錠の服薬でエイズを発症することなく健康を維持して生きていけるようになった。

 また、治療でウイルス量が検出限界値以下になっていれば、セックスをしても他人にうつすこともない。

 このような流れから、世界的にもWHO(世界保健機関)や国連合同エイズ計画はHIV検査を受ける人を増やすことに注力しており、日本も同じだ。

 では、どのような取り組みが進められているのか。

 性感染症専門施設「プライベートケアクリニック東京」(新宿区)の尾上泰彦院長が言う。

「HIVに感染する機会があった人が、なかなか検査に行かないのは『多忙で病院や保健所に行けない』『検査を受けたことを他人に知られたくない』などが理由。そのため、厚労省研究班としては、検査を受けにくい人には民間のHIV郵送検査を有効活用してもらい、『プレ検査』として早期発見・早期治療につながるように検討を進めています」

 HIV郵送検査とは、ネットなどから検査キットを購入し、自分で血液を採取し、検査会社に送付するスクリーニング検査のこと。自宅で簡単に検査できるので利便性が高く、近年、右肩上がりで利用者が増えている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    JリーグMVP武藤嘉紀が浦和へ電撃移籍か…神戸退団を後押しする“2つの不満”と大きな野望

  2. 2

    広島ドラ2九里亜蓮 金髪「特攻隊長」を更生させた祖母の愛

  3. 3

    悠仁さまのお立場を危うくしかねない“筑波のプーチン”の存在…14年間も国立大トップに君臨

  4. 4

    田中将大ほぼ“セルフ戦力外”で独立リーグが虎視眈々!素行不良選手を受け入れる懐、NPB復帰の環境も万全

  5. 5

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  1. 6

    FW大迫勇也を代表招集しないのか? 神戸J連覇に貢献も森保監督との間に漂う“微妙な空気”

  2. 7

    結局「光る君へ」の“勝利”で終わった? 新たな大河ファンを獲得した吉高由里子の評価はうなぎ上り

  3. 8

    飯島愛さん謎の孤独死から15年…関係者が明かした体調不良と、“暗躍した男性”の存在

  4. 9

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  5. 10

    中日FA福谷浩司に“滑り止め特需”!ヤクルトはソフトB石川にフラれ即乗り換え、巨人とロッテも続くか