糖尿病で移植 南部虎弾さん「ボクは腎臓を3つ持っている」

公開日: 更新日:

 腎臓移植の話が出たのは2018年の年末です。「血液型が違っても腎移植はできる」という医師の言葉に真っ先に反応したのはカミサンでした。「私、チャレンジしてもいいですか?」と言ってくれて……。ただ、条件がいくつもあるんです。最初の3つは「がんを持っていないこと」「C型肝炎ではないこと」「たばこを吸わないこと」でした。でもカミサン、その時点でヘビースモーカーだったんです。

 それでも、乳がんやら子宮がんやら7つのがん検査を無事にクリア。そこからさらに2人の腎臓が結合するかどうかが問題でした。合わない場合は、付けた瞬間に腎臓の細胞が死んでしまうらしいんです。その条件も7つほどあり、そのうちの6つが×でした。ただ、一番大事な条件の1つが○だったので、移植の可能性は残ったんです。

 最後の難関は、カミサンの血液の血漿成分を取り出して、ボクの血漿と入れ換える血漿交換でした。1回目は90%合わず、2回目は60%ダメ。3、4回目もダメが続き「もう移植はできないんじゃないか」と諦めかけたとき、奇跡のように手術のゴーサインが出たんです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    渋野日向子に「ジャンボ尾崎に弟子入り」のススメ…国内3試合目は50人中ブービー終戦

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  5. 5

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  1. 6

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  2. 7

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  3. 8

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  4. 9

    後藤真希と一緒の“8万円沖縄ツアー”に《安売りしすぎ》と心配の声…"透け写真集"バカ売れ中なのに

  5. 10

    沢口靖子も菅田将暉も大コケ不可避?フジテレビ秋ドラマ総崩れで局内戦々恐々…シニア狙いが外れた根深い事情