治療9年目…江本孟紀さんは加齢黄班変性で人生観が変わった

公開日: 更新日:

 2年前にスキルス胃がん手術を受けたけど、今のところ大丈夫。“お涙ちょうだい話”にされるのは嫌いだし、今は2人に1人はかかるといわれているがんの話はいいとして、それよりも「加齢黄斑変性」に気をつけたほうがいいですよ。あまり聞かない病名でしょ? だからどういう病気か説明しても、なかなか理解してもらえないんですけど、とにかく厄介な病気なんです。

 2010年の年末に、ひょっと右目だけで見てみたら、左目になんか視界に丸いもんがあるなと。お月さんがかかってるみたいにね。でも、両目で見たらちゃんと見えるから、気のせいかと思ってたんです。ただ、しばらくしても症状は変わらない。それで日本大学病院の眼科の専門医にかかったら、加齢黄斑変性と診断されました。

 加齢黄斑変性というのは、目の奥の網膜の中心の黄斑部というところの具合が悪くなってしまう病気です。加齢によって網膜の下に新しい血管ができて水がたまったりして、モノが歪んで見えたり、丸く暗い部分があるように見える。こんな病気があるのか、先々、目が見えなくなるんじゃないか……と結構ショックでしたね。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも