20~40代に増加中「子宮頸がん」早期発見でも喜べない理由

公開日: 更新日:

「1次予防と2次予防を混同してはいけない。感染しなければ前がん病変ができず、子宮頚がんにもならない。ワクチン接種でHPV感染と前がん病変発生を予防できることは、大規模な臨床試験で証明されています。いち早く定期接種プログラムを開始した欧米では、HPV感染率、前がん病変発生率が大幅減少。感染から子宮頚がんになるまでは人によって大きく異なりますが、接種開始20年以降は、欧米では子宮頚がんは希少がんになる可能性が大きい」

 気になるのは、安全性だ。名古屋市の疫学調査では、ワクチン接種後に報告された多様な症状はワクチン接種とほとんどが関連していないという結果がはっきり出ている。厚労省の全国疫学調査でも、ワクチン接種歴がない方にも、接種歴のある方に報告されていたものと同様の症状が一定数見られた。

「つまり、ワクチン接種で報道されているような副反応があきらかに増えているとは、言えないと考えています」

 まずは正しい知識を。ネットで日本産科婦人科学会の解説を見ることができるし、区役所や市役所にはパンフレットが置いてある。若い女性の将来の健康のために。

 子宮頚がんワクチンは現在、小6~高1の女児は無料で接種できる定期接種。希望者は、各地区の保健センターでワクチン接種の問診票を請求する必要がある。無料の対象年齢以外も、有料だが接種が推奨される。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網