6秒待てば穏やかに 現役医師に学ぶアンガーマネジメント術

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 こう言う渥美院長だが一方で、まったく怒らないことを推奨しているわけではない。むしろ、怒るべきときにはきちんと怒る。自分の怒りをルールに基づいて適切に運用することが大事なのだという。

「もし、あなたが以前に失礼なことを言われても笑ってやりすごし、後々までそのことを思い出してイライラするのなら、それはそのときにきちんと怒るべきだったのです。大事なのは、自分はどのようなときに怒りを感じるのかをきちんと観察し、『このようなときには怒ってもいい』というルールを定めることです。カッときたときに6秒だけ待てば、本当に、いまは怒るべきときなのかどうか、正しく判断できるでしょう」

 6秒の間に、「深呼吸する」「一口水を飲む」といったことを渥美院長は勧める。

「たばこを吸う」という人もいるだろうが、たばこは依存物質であり、ニコチンが切れたときにまたイライラするだけなので、怒りをたばこで紛らすのはあまりお勧めしない。

■「べき」の基準は人によって違う

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