著者のコラム一覧
小林ひろみメノポーズカウンセラー

メノポーズカウンセラー。NPO法人更年期と加齢のヘルスケア会員。潤滑ゼリーの輸入販売会社経営の傍ら、更年期に多い性交痛などの相談に乗る。

家事好きの夫と家事が不得意の妻。更年期をきっかけに…

公開日: 更新日:

 祖母から受け継いだレシピで梅干しを漬けるのが趣味のSさん(男性・50代後半)。平日はバリバリと仕事をし、休日は料理や洗濯などの家事に時間を費やす。毎週、どんな料理を作ろうか考えるのが楽しみだと言います。

 Sさんは早くに父親を亡くし、働く母、祖母、叔母と一緒に暮らし、家族みんなで家事をする環境で育ったこともあり、家事は全く苦ではない。一方、妻はもともと家事が得意ではなかった。

「それでも、“家事は女性がするもの”と心のどこかで思っていたんですね。妻が家事を担当するのが当たり前だと、長く思ってきました」

 ところが、妻が更年期を迎えたことで、その“当たり前”が変わりました。不調で苦しむ妻を見かねてSさんが家事をしたところ、家族の反応がいい。「パパの料理すごくおいしい」「洗濯物を畳むの、パパの方が上手」と妻も娘も喜ぶ。そんな家族の反応はこれまで見たことがないもので、Sさんはうれしさを感じるとともに「男が家事をやったっていい」と思うようになったそうです。何より、家事が好きな自分に気付いたSさん。少しずつ“家事率”を増やしていき、「休日はSさんが家事担当」という今のスタイルに自然に至ったのだとか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも