著者のコラム一覧
小林ひろみメノポーズカウンセラー

メノポーズカウンセラー。NPO法人更年期と加齢のヘルスケア会員。潤滑ゼリーの輸入販売会社経営の傍ら、更年期に多い性交痛などの相談に乗る。

30年間つらかった…経験者だからわかる性交痛のこと

公開日: 更新日:

 女性であれば、ほとんどの人が体験している初体験の時の痛み。私はその初体験の時の痛みが48歳まで続いた人でした。パートナーが変わっても、相手の性器のサイズが変わっても、痛みの度合いはさほど変わりません。プライベートな悩みであったため、他人に相談できない。勇気を出しいろんな婦人科に行っても気の持ちよう、そのうち慣れると言われ、帰されることの繰り返し。

 そんな実体験から性交痛に関して興味を持ち始め、性の健康に関連する学会、セミナー、勉強会などで学び始め、かれこれ10年以上になりました。実は私は、12年前から潤滑ゼリーの輸入販売会社を経営しています。しかし、自分が性交痛を持っていることを公表できたのは、ここ数年です。ゼリーの販売は偶然、友人が持ち込んだ企画がきっかけで、私の性交痛とは全く関係なく始めましたが、この仕事を長年していても口に出しづらい悩み。一般女性だったらなおさらでしょう。

 性交痛という痛みは特別です。まず、痛いところは急所。男性もペニスを何かにぶつけた時の痛さは筆舌に尽くしがたいものがあるかと思いますが、女性器の性交痛も同様です。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  2. 2

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  3. 3

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

  4. 4

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  5. 5

    広末涼子「実況見分」タイミングの謎…新東名事故から3カ月以上なのに警察がメディアに流した理由

  1. 6

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  2. 7

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  3. 8

    『ナイアガラ・ムーン』の音源を聴き、ライバルの細野晴臣は素直に脱帽した

  4. 9

    初当選から9カ月の自民党・森下千里議員は今…参政党さや氏で改めて注目を浴びる"女性タレント議員"

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」