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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

NYの病院で心臓発作患者が6割減っている…恐ろしい理由

公開日: 更新日:

 そして救急搬送中に亡くなるケースが激増した最大の理由は、現在市内のほとんどの病院がコロナ専用病棟のようになってしまい、それ以外の既往症を持つ患者は、病院に行く方が感染の危険があると考えて、相当重症になるまで我慢しているのではないかとみられています。もし本当だとすると、コロナのパンデミックによって、関係ない病気の人まで巻き添えになっていることになります。

 もうひとつの問題は、コロナ患者も心臓発作で亡くなることが多いのですが、検視官には感染の検査をすることはできません。つまりコロナが原因の心臓発作死かどうかはわからず、発表される数字にも反映されないということです。

 コロナのパンデミックはこうした深刻な医療の問題もはらんでいるのです。

【写真特集】新型コロナ 緊急事態宣言から1週間で街の様子は

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