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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

NYの病院で心臓発作患者が6割減っている…恐ろしい理由

公開日: 更新日:

 新型コロナの重症患者でニューヨークの病院は限界を超えた状況になっています。そんな中、それ以外の患者の受け入れ数が減っていることが分かり、医療関係者は頭をひねっています。

 ニューヨーク・タイムズによれば、ニューヨーク周辺の病院や医療関係者から取ったアンケートで、約半数の医療者が「心臓発作の患者が4割から6割減った」と答えたとのこと。さらに急性の盲腸炎や胆のう炎も減少しているというデータもあるそうです。

 ところが、ニューヨーク市消防局のデータはそれとは真逆です。心臓発作の緊急搬送が昨年の同じ時期と比べ4倍にも増えているというのです。

 心臓発作の緊急搬送が増えているのに、なぜ病院での受け入れが減っているのか? その答えは、病院にたどり着くまでに亡くなる人の数が劇的に増えているからです。搬送途中での死亡率は昨年の同じ時期の38%から、今年は72%と2倍近くになっています。

 実はニューヨークではコロナ患者の急増に伴い、搬送途中で亡くなった患者は病院ではなく、検視官の元に直接送られるよう法令が変更されました。だから心臓発作の搬送が増えても、病院での受け入れ数に反映されていないのです。

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