コロナ禍で食糧危機はやってくるのか 国際機関が懸念表明

公開日: 更新日:

「世界の穀物在庫は十分にあるし、去年から今年にかけては世界的に豊作が続いています。穀物の絶対量は十分に足りているのですが、新型コロナ対策で生じた人手不足や、国境閉鎖、港湾の検疫強化などにより、産地から消費地への輸送が滞り始めているようです」(永田宏教授)

 穀物の輸出制限を始めた国もある。カザフスタンは小麦の輸出を禁止した。日本ではあまり知られていないが、同国は世界的な小麦の輸出国である。ほかにロシア(小麦)、インド(米・小麦)、カンボジア(米)、ベトナム(米)なども、輸出禁止や制限を始めている。

 ただし、日本への直接的な影響は小さい。それらの国々から米・小麦をほとんど輸入していないし、国内の備蓄も十分ある。だが野菜や果物の不足は、じわじわと効いてくるかもしれない。アメリカの農場は、出稼ぎのメキシコ人を使って農産物の収穫を行っている。またフランスやドイツなど西ヨーロッパ諸国の農業は、主に北アフリカや東欧からの出稼ぎに頼っている。しかし、人の移動に強い制限がかかった結果、各国とも人手不足が深刻化している。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐藤二朗vs橋本愛騒動が直撃! フジドラマ“出たくない俳優”&“見たくない視聴者”の二重苦

  2. 2

    趣里が7月期テレ朝ドラマで出産後初主演 続く水谷家との「蜜月」で三山凌輝にも復活説

  3. 3

    萩本欽一〈24〉相方の坂上二郎さんとは「遊ばない・食事しない・夢を語らない」を徹底した事情

  4. 4

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  5. 5

    “キムタク効果”見込んだ吉野家の戦略は残念な結果に…ファンの間に沸き起こる「藤田ニコル復帰待望論」

  1. 6

    佐藤二朗騒動の余波!「福田組」の長澤まさみへの“ハラスメント”舞台挨拶の悪ノリ動画が再注目…女性視聴者は嫌悪

  2. 7

    ソフトバンク「佐々木麟太郎シフト」着々…同ポジションの中村晃引退、山川穂高二軍塩漬けが伏線

  3. 8

    「夫婦別姓刑事」とフジテレビの時代錯誤…“看板に偽りあり”のタイトルと「超・年の差婚」設定への嫌悪感

  4. 9

    萩本欽一〈25〉「車椅子でも絶対に明治座に出す」脳梗塞で左半身麻痺の坂上二郎さんを奮い立たせたひと言

  5. 10

    維新また猿芝居…国会空転トップ会談で定数削減法案に“白旗”も「今時点で取り下げない」と強がるワケ