新型コロナウイルスは致死率9%のSARSと何が違うのか?

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 Sタンパク質はウイルス表面にあって、免疫のターゲットとなりやすい。そのため、宿主の免疫から逃れるために、S遺伝子は絶えず進化し続けている。ウイルスは遺伝子の突然変異率が高く、その逃げ足はかなり速い。

「実際にS遺伝子に生じた突然変異は世界各地で報告されています。例えば、インドで最近報告されたS遺伝子の突然変異はヒトの細胞のACE2と相互作用するSタンパク質の立体構造を変える可能性があるそうです」

 そのため、たとえ一度感染し、免疫を獲得したとしても、突然変異したウイルスに再度感染する可能性もゼロではない。そもそもまだ、一度感染したウイルスがどのくらいで生体から排除され、また獲得した免疫がどの程度持続するのかなどは明らかになっていない。感染者の8割は軽症か無症状といわれるが、新型コロナを甘くみてはいけないのだ。

【連載】緊急企画 新型コロナを正しく恐れる

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