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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

感染ピークの米国は抗体検査で流行第2波を回避できるのか

公開日: 更新日:

 世界最大の新型コロナウイルス感染都市となったニューヨークは、どうやら感染のピークを迎えたかと思われます。そんな中、早くも社会経済再開への模索が始まっています。

 学校、お店、事業所のシャットダウンと自宅待機により、感染の広がりをある程度まで抑えることができたとはいうものの、これらの一斉の解除で起こり得る感染のセカンドウエーブが警戒され、ニューヨーク州のクオモ知事は「バルブを開くように調整しながら」行っていくとしています。 その最大の鍵となるのは「検査」です。ニューヨーク州がこれまで行った感染検査は50万件以上。これはカリフォルニア、フロリダ、ミシガンの3州を合わせた数より多く、全米最大規模です。今後もさらに検査を行って、その動向を追跡・特定する方針は変わっていません。

 同時に注目されるのが抗体検査です。抗体検査は新型コロナウイルスに感染した後にできる抗体を調べるもので、針で指を刺して採取した血液を検査します。感染しても発症しなかった人や、重症化しなかったために検査を受けてなかった人も含め、誰に抗体ができているかが分かれば、その人を優先的に社会経済活動に復帰させられるわけです。

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