なぜ日本人はコロナに強い? 致死率が欧米より異様に低い

公開日: 更新日:

 日本人はすでに集団免疫を獲得している、という仮説も出ている。中国・武漢で謎の肺炎が発生したのが昨年11月下旬。しかしほとんど無警戒のまま、同12月には71万人、今年1月には92万人もの中国人が来日した。状況が悪化した同2月になっても、まだ9万人近い中国人が入国していた。

 そのとき日本人の多くが感染したが、まだウイルスの毒性が弱かったため、ほとんど無症状のまま免疫を獲得したというのである。しかし同じ時期、ヨーロッパにも中国人観光客が押し寄せていた。それに集団免疫というからには、一般市民の抗体陽性率が、もっと高く出てもよさそうだ。それを確認するためにも、広範な抗体検査を早く実施するべきである。

(長浜バイオ大学医療情報学・永田宏教授)

【連載】緊急企画 新型コロナを正しく恐れる

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ