料理人に指導する医師が語る 感染しない・させない食事法

公開日: 更新日:

 ヒトから外に出た飛沫は重さですぐ落下する。マスク着用は当然だが、マスクであごがすっぽりと隠れ、飛沫が食材に落下しないように不織布マスクを着用しないと意味はないという。寿司店では細心の注意を払って下ごしらえを行い、飛沫が付着しないように蓋付きの容器に保存し、客に出す直前に取り出して調理する。

 客の行動にも気を配る。

「例えば、トイレ内で手をアルコール消毒しても、消毒した手でドアノブに触れて出てくると、手にウイルスが付着してしまう危険性があります。だから、席に戻ったお客さんには手指の消毒をしていただくべきです」

 店の料理人も同じだ。水道で手や包丁を洗う。直後、手で蛇口をひねると、蛇口にウイルスが付着していた場合、感染するリスクが高くなってしまう。

 ビールや日本酒(とっくり)も、手で飲み口には触れないのは言うまでもない。

「テーブルを囲んで寿司を食べると、会話で出た飛沫が寿司に落下します。お店側は小出しにすることで飛沫が付着するリスクを減らせます。客は自分が食べるものを近くに引き寄せ、相手から遠ざけることも大事。この食事法は自宅でも同じことで

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  2. 2

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 5

    広島・大瀬良は仰天「教えていいって言ってない!」…巨人・戸郷との“球種交換”まさかの顛末

  1. 6

    広島新井監督を悩ます小園海斗のジレンマ…打撃がいいから外せない。でも守るところがない

  2. 7

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 8

    令和ロマンくるまは契約解除、ダウンタウンは配信開始…吉本興業の“二枚舌”に批判殺到

  4. 9

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  5. 10

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か