キャバクラ、スナック…横に座って話すのが一番危険!

公開日: 更新日:

 全国各地で発生しているクラスター(集団感染)。12日までに1601件にも上るという。介護施設などでの発生が報告されているが、気になるのがキャバクラ、スナックなどでのクラスター。何に注意すればいいのか? 

 飲食店では正面に座らないことが大切だとされ、横に座ることが勧められてきた。しかし、カウンターのような横並びでも人との距離が近い場合は感染リスクが高まることがわかってきた。弘邦医院(東京・葛西)の林雅之院長が言う。

「最近、新型コロナウイルスに関する科学的データが一斉に出てきたので、これまでの新型コロナ感染対策の常識を変える必要があります。例えばスーパーコンピューター富岳によるシミュレーションでは、横に座る危険が明らかになりました。飲食店でテーブルを4人で囲み、うち1人の感染者が、正面、はす向かい、隣の相席者に向かって1分間程度の会話をしたケースを想定し、座る場所によって届く飛沫の数の違いを調べたところ、飛沫量は、隣が正面に比べて5倍で、はす向かいは正面の4分の1程度に減ることがわかったのです」


 国立感染症研究所が感染予防が徹底されていなかった4月ごろのレストランなどで発生したクラスター分析もそれを裏付けている。カウンター席では発症者の隣にいた友人がその後のPCR検査で陽性と出たという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  2. 2

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  3. 3

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

  4. 4

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  5. 5

    広末涼子「実況見分」タイミングの謎…新東名事故から3カ月以上なのに警察がメディアに流した理由

  1. 6

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  2. 7

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  3. 8

    『ナイアガラ・ムーン』の音源を聴き、ライバルの細野晴臣は素直に脱帽した

  4. 9

    初当選から9カ月の自民党・森下千里議員は今…参政党さや氏で改めて注目を浴びる"女性タレント議員"

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」