新型コロナ重症化は抗うつ薬で抑えられる ワシントン大が発表

公開日: 更新日:

 一方、小胞体に存在するシグマ―1受容体には、小胞体ストレスを抑制する働きがある。つまり、症状を重症化させない。シグマ―1受容体に強く作用するフルボキサミンを服用することで、小胞体ストレス抑制機能が働き、コロナの重症化を抑制できるのだ。

「今回の研究は152人と対象者が少なく、フルボキサミンがコロナに効くメカニズムも仮説段階です。今後、多数の症例で調べる必要があるものの、非常に画期的な結果。コロナに感染しても重症化を予防できれば、コロナは怖い病気ではありません」

 すでに、ワシントン大学は880人の参加者を対象に大規模な試験を行うことを発表している。

 フルボキサミンは前述の通り歴史が古く、安全性が確保されており、安価。米国立衛生研究所のいくつかのプロジェクトの主任研究員を務める医師は、「フルボキサミンはコロナの早期治療のために適応外使用を検討するかもしれない」と述べている。

 なお、フランスで行われた大規模な多施設観察研究では、フルボキサミンと同様に抗うつ薬で、シグマ―1受容体に作用するSSRIがコロナによる人工呼吸器を必要とするリスクや死亡リスクを有意に減少させるとの結果が出ている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網