新型コロナ重症化は抗うつ薬で抑えられる ワシントン大が発表

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 一方、小胞体に存在するシグマ―1受容体には、小胞体ストレスを抑制する働きがある。つまり、症状を重症化させない。シグマ―1受容体に強く作用するフルボキサミンを服用することで、小胞体ストレス抑制機能が働き、コロナの重症化を抑制できるのだ。

「今回の研究は152人と対象者が少なく、フルボキサミンがコロナに効くメカニズムも仮説段階です。今後、多数の症例で調べる必要があるものの、非常に画期的な結果。コロナに感染しても重症化を予防できれば、コロナは怖い病気ではありません」

 すでに、ワシントン大学は880人の参加者を対象に大規模な試験を行うことを発表している。

 フルボキサミンは前述の通り歴史が古く、安全性が確保されており、安価。米国立衛生研究所のいくつかのプロジェクトの主任研究員を務める医師は、「フルボキサミンはコロナの早期治療のために適応外使用を検討するかもしれない」と述べている。

 なお、フランスで行われた大規模な多施設観察研究では、フルボキサミンと同様に抗うつ薬で、シグマ―1受容体に作用するSSRIがコロナによる人工呼吸器を必要とするリスクや死亡リスクを有意に減少させるとの結果が出ている。

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