著者のコラム一覧
小林ひろみメノポーズカウンセラー

メノポーズカウンセラー。NPO法人更年期と加齢のヘルスケア会員。潤滑ゼリーの輸入販売会社経営の傍ら、更年期に多い性交痛などの相談に乗る。

幸せホルモンはスキンシップやセックスでたっぷり分泌される

公開日: 更新日:

「オキシトシンは幸せホルモン。最高!」

 女性健康関連の学会やセミナーに行くと、婦人科医師や助産師の登壇者がオキシトシンを絶賛します。産後の女性にしか分泌されないホルモンだと思われがちですが、実は男女ともに肌の触れ合いでも分泌されるというではありませんか。

 オキシトシンは脳の下垂体から分泌される伝達物質で、「愛情ホルモン」「幸せホルモン」とも呼ばれています。分泌されると男女ともに幸福感で満たされるのが「最高!」といわれる由来です。親が子供をなでて両者が安らいで愛情を感じるように、カップル同士もなで合えば癒やされ、いとおしさがふわっと湧いてくる。だれもが経験あるでしょう。

 オキシトシンはスキンシップ以外だとセックスでも分泌されるそう。私が運営する性交痛サイト「FuanFree/ふあんふりー」には60代男性から、こんなメールが届きました。それは妻の子宮摘出手術をきっかけに、挿入にこだわらない、スキンシップ重視のセックスに転換し、より深い快感を得られるようになったという内容で、触れ合いの重要性に納得しました。性交痛の防止策として私はよく「前戯をしっかり長めにとって」とアドバイスします。もしかしたら、前戯で大いに触れ合うことで、両者ともに幸せホルモンが分泌され、良い効果につながっているのかもしれませんね。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い