著者のコラム一覧
青島周一勤務薬剤師/「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

緊急事態宣言発令 自粛生活のストレスには「緑」の景色を!

公開日: 更新日:

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、自宅で過ごす時間が増えた方も多いでしょう。3密の回避や不要不急の外出自粛など、いわゆる社会的距離戦略は、感染拡大を抑止する効果が期待できます。他方で、このような生活は精神的なストレスを増加させることが最近の研究で分かってきました。

 緑豊かな自然環境は精神面の健康、すなわちメンタルヘルスに良い影響をもたらすことが知られています。とはいえ、コロナ禍の自粛生活では、そのような場所へ外出することも難しいでしょう。そんな中、自宅の窓から見える緑の景色と、コロナ禍におけるメンタルヘルスの関連性について検討した研究論文が、自然環境に関する学術専門誌に2020年11月17日付で掲載されました。

 この研究では東京に在住している3000人を対象に、2020年の6月初旬にインターネット上でアンケートを実施しています。自宅の窓から見える緑の景色とメンタルヘルスの関連性は、平均値を0とした効果尺度によって評価されました(数値が大きいほど関連性が強い)。なお、結果に影響しうる年齢、性別、生活習慣などの因子について、統計的に補正を行い解析されています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  2. 2

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 5

    広島・大瀬良は仰天「教えていいって言ってない!」…巨人・戸郷との“球種交換”まさかの顛末

  1. 6

    広島新井監督を悩ます小園海斗のジレンマ…打撃がいいから外せない。でも守るところがない

  2. 7

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 8

    令和ロマンくるまは契約解除、ダウンタウンは配信開始…吉本興業の“二枚舌”に批判殺到

  4. 9

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  5. 10

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か