変異種が続々…新型コロナワクチンはどこまで有効なのか?

公開日: 更新日:

 英国を皮切りに、米国、イスラエル、バーレーン、ドイツ、フランスなど、世界各国で新型コロナウイルスワクチンの接種が進んでいる。日本では2月下旬から接種がスタートする見込みだ。

 異例の早さで承認されたワクチンだけに副作用が不安視されているが、効果についても疑問の声があがっている。このところ続々と新型コロナウイルスの変異種が報告されているため、ワクチンが効かないのではないかというのだ。

 たとえばインフルエンザウイルスには、A型、B型、C型、D型という4種類の「型」があり、主にヒトに流行を起こすのは、A型とB型のウイルスとされている。さらにA型は、細胞に侵入する際に使う2種類のスパイクタンパク質(Sタンパク質)の組み合わせによっていくつも亜型があり、A香港型、Aソ連型などに分類されている。B型にも主に2系統あることがわかっている。

 インフルエンザワクチンは、異なった型のウイルスに対しては効果が低くなってしまう。そこで、年ごとにどの型が流行するかを予測してワクチンが作られ、近年はA型2種類、B型2種類に対して免疫を作る4種混合ワクチンが使われている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし