名古屋の老人ホームがコロナ感染拡大を食い止められた理由

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 19日にはフロア隔離の利用者、濃厚接触疑いの職員合わせて25人のPCR検査を実施。全員が陰性と判断されたが、偽陰性の可能性を警戒し、2週間の隔離は継続。利用者と職員の体調管理も続けた。さらに、フロア隔離だけでなく、施設全体(3階から7階すべて)の面会、外部からの立ち入りを禁止した。

 これらの対策マニュアルは、昨年2月から看護師、在宅クリニックの医師と話し合いを何度も行いながら作り上げていたという。加えて、愛知県のステージ表に沿ったステージ表も作成し、毎週、全職員と利用者、利用者の家族にも発信していた。

■根拠のない「たぶん大丈夫」はしない

 重症化リスクの高い高齢者が利用する高齢者福祉施設でのクラスターは増え続けている。

「あんしんせいかつ葵」でクラスター発生を防ぐことができたのは「根拠のない『たぶん大丈夫』はしないこと」だと中島氏は言う。

「もうひとつ挙げるなら、隠さずに情報をオープンにすることで先手先手で動けた点。コロナ感染者が出たときは、風評被害を考えてどうしても隠してしまいがちです。しかしオープンにすることで逆に職員、利用者さま、ご家族さまらの協力を得られたのです」

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