起業家の岡本麻里さん 精神病棟への入院経験で学んだ考え方

公開日: 更新日:

 これは今だから言えることですが、当時は感覚がマヒしていて、自分の精神状態が悪化していることも理解しきれていませんでした。

 精神科の隔離病棟に入院する前後のことはあまり覚えておらず、なぜ自分が入院しなくてはいけないのかも、初めは意味がわかりませんでした。 これを読んでくださっている方々は、精神病棟の治療がどんなものか、気になるところだと思いますが、私の場合は、想像していたよりも治療らしい治療はありませんでした。医師の面接も3日に1度程度、朝6時に起床して、夜8時に眠る以外にやることがありません。8時になんて眠れないので睡眠薬をもらうことも多かったです。

 面会も許されているのは親族である大人だけで、一番会いたい息子(当時2歳)には一切会えませんでした。それが今までのどんなことより、一番つらいことになりました。息子が幸せでいてくれることが私にとっての一番の幸せだと気付けたことにより、今まで人に求めてばかりいた幸せが、息子に見返りを求めずに与える幸せに変わりました。生きる理由がシンプルになりました。その後、シングルマザーという道も不安から希望に変わりました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐藤二朗vs橋本愛騒動が直撃! フジドラマ“出たくない俳優”&“見たくない視聴者”の二重苦

  2. 2

    趣里が7月期テレ朝ドラマで出産後初主演 続く水谷家との「蜜月」で三山凌輝にも復活説

  3. 3

    萩本欽一〈24〉相方の坂上二郎さんとは「遊ばない・食事しない・夢を語らない」を徹底した事情

  4. 4

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  5. 5

    “キムタク効果”見込んだ吉野家の戦略は残念な結果に…ファンの間に沸き起こる「藤田ニコル復帰待望論」

  1. 6

    佐藤二朗騒動の余波!「福田組」の長澤まさみへの“ハラスメント”舞台挨拶の悪ノリ動画が再注目…女性視聴者は嫌悪

  2. 7

    ソフトバンク「佐々木麟太郎シフト」着々…同ポジションの中村晃引退、山川穂高二軍塩漬けが伏線

  3. 8

    「夫婦別姓刑事」とフジテレビの時代錯誤…“看板に偽りあり”のタイトルと「超・年の差婚」設定への嫌悪感

  4. 9

    萩本欽一〈25〉「車椅子でも絶対に明治座に出す」脳梗塞で左半身麻痺の坂上二郎さんを奮い立たせたひと言

  5. 10

    維新また猿芝居…国会空転トップ会談で定数削減法案に“白旗”も「今時点で取り下げない」と強がるワケ