緊急事態宣言解除後に感染者急増のナゾ 「腸管」で持続感染?

公開日: 更新日:

彼らが野放しになっているのは今のシステムでは陽性者を正確にあぶり出せないからではないか。

 現在、感染を判定するPCR検査が検査対象としているのは鼻や咽頭だ。しかし、その感度は70%程度で、綿棒が当たった場所にウイルスが存在しない場合は「陰性」と判断される。他の場所でウイルスが増殖している場合もある。

ワクチンが寝た子を起こすことにならないか

 たとえば、腸管だ。中国が入国する外国人に対して肛門検体採取PCR検査を実施していることが話題になったが、それは新型コロナウイルスの痕跡を検知可能な時間が上気道や唾液より糞便の方が長く確実に検知できると考えているからだ。

 新型コロナウイルスはウイルス表面のスパイクタンパク質を介してACE2受容体を発現している細胞に感染する。この細胞はさまざまな臓器に存在するが、発現の程度は上気道のほかに小腸の上皮細胞にも強く発現する。だからこそ、新型コロナは風邪症状以外にも消化器症状を起こすことがあるのだ。

 腸管に感染していても下痢などの自覚症状がないケースもある。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    TBS「ラヴィット!」の“テコ入れ”に不評の嵐! グダグダぶりを楽しむ独自性損失で視聴者離れ加速危機

  2. 2

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  3. 3

    「オールスター感謝祭」で“ブチギレ説教” …島崎和歌子は今や「第2の和田アキ子」の域

  4. 4

    NHK朝ドラ「風、薫る」巻き返しを阻む“最大のネック”…見上愛&上坂樹里Wヒロインでも苦戦中

  5. 5

    米国とイランが2週間の停戦合意も日本は存在感ゼロ…お粗末すぎた高市外交を識者「完全失敗」とバッサリ

  1. 6

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  2. 7

    高市政権が非情の“病人切り捨て”強行で大炎上! 高額療養費見直し「患者の意向に沿う」は真っ赤なウソ

  3. 8

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  4. 9

    JFAは森保一氏の“囲い込み”に必死 W杯後の「次の日本代表監督」のウワサが聞こえない謎解き

  5. 10

    『エニイ・タイム・アット・オール』1964年のジョンのギターを聴くだけで元気が出る