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小林ひろみメノポーズカウンセラー

メノポーズカウンセラー。NPO法人更年期と加齢のヘルスケア会員。潤滑ゼリーの輸入販売会社経営の傍ら、更年期に多い性交痛などの相談に乗る。

痛みの解決策が提示されなければ「女性性機能障害」を検索

公開日: 更新日:

 セックスの痛みを医師に相談したいとなった時、まずは自宅や勤務先などに近い婦人科を受診するのが通常の流れでしょう。そこで解決策が提示されない場合、次のステップとしてお勧めしたいのが、本連載でも紹介したことがある「女性性機能障害」の専門医の受診です。

 女性性機能障害とは、セックスの痛みのほか、性的関心や性的興奮の障害、オルガズム障害、挿入障害などを指します。「女性性機能障害」というキーワードをインターネット検索で打ち込むと、専門医がいる医療機関の情報が出てきます。「女性」と付けないと、ほとんどがEDなど男性の性機能障害の情報になるため、注意してください。

 残念ながら、女性性機能障害の専門医がいる医療機関はそう多くありません。そのため、「自分だけが悩んでいるのではないか」「すごくレアケースなのでは」と感じるかもしれません。しかし、日本性科学会セクシュアリティー研究会のデータでは、性機能障害を抱える女性は成人女性の6割を占めるとなっています。悩む女性患者が多い→でも診察する人が少ない→専門医が増えない……といった悪循環ができている可能性もあります。

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