著者のコラム一覧
小林ひろみメノポーズカウンセラー

メノポーズカウンセラー。NPO法人更年期と加齢のヘルスケア会員。潤滑ゼリーの輸入販売会社経営の傍ら、更年期に多い性交痛などの相談に乗る。

痛みの解決策を病院で示してもらえないときはどうすれば?

公開日: 更新日:

 いくつかクリニックに行ったけれど、性交痛の原因が曖昧で分からなかった――。これは、非常によく聞く話です。

 特に、婦人科的に明らかな異常が認められない性交痛は、解決策を病院で示してもらえないケースがほとんどです。

 私が運営する性交痛サイト「FuanFree/ふあんふりー」でも以前は「病院の探し方」というページを設置していましたが、性交痛を扱う医療機関が少なすぎて参考にならず、残念ながらページを取り下げました。しかし諦めず地道に取材していたところ、横浜女性の性機能外来を開く婦人科医、村田佳菜子医師と出会いました。

 村田医師によると、女性性機能不全(性交痛、性的興奮障害、オルガズム障害、性嫌悪症など)を診られる医師はそもそも少ない。今の医学部教育では女性の性機能をほぼ扱っていないのが一因、とのこと。

 日本性科学会では、日本に性科学という学問がないとも聞いています。現段階では、性機能や性科学に興味を持ち学んだ医師だけが、婦人科系の病気や炎症などが見つからず原因が分からない性交痛を診ているということになります。前出の村田医師から、性交痛があれば、まずは女性性機能不全や性交痛を看板に掲げる医療機関を探すのがいいと教わりました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵含むプロ注目の高校生「甲子園組」全進路が判明! 県岐阜商・横山温大は岐阜聖徳学園大へ

  2. 2

    カズレーザーと電撃婚の二階堂ふみが向き合う“離婚家系”のジンクス…2人の価値観の食い違いが明らかに

  3. 3

    15年前に“茶髪&へそピアス”で話題だった美人陸上選手は39歳、2児のママ…「誹謗中傷もあって病んだことも」

  4. 4

    巨人・坂本勇人&田中将大が現役続行へ…シーズン終盤でともに来季への好材料も

  5. 5

    二階堂ふみと電撃婚のカズレーザーはレギュラー2本消滅…共に人気女優射止めた山里亮太と"好感度"で明暗

  1. 6

    佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れていた

  2. 7

    世界陸上で注目のイケメン応援サポーター「K」って誰だ? 織田裕二に負けず劣らずの陸上愛

  3. 8

    自民党総裁選「小泉進次郎vs高市早苗」の一騎打ちにとんだ“伏兵”現る

  4. 9

    カブス今永昇太はポストシーズンの働き次第で「84億円」ゲット...去就はいまだ未定

  5. 10

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」