活動弁士の片岡一郎さん網膜剥離になって「厄年の意味を実感」

公開日: 更新日:

■体は有限、生きていればガタがくる

 手術は局部麻酔だったので、何かされている感覚や先生方の会話は聞こえていましたが、特に恐怖感はありませんでした。つらかったのは術後2日間です。眼球にガスを入れて網膜を定着させるので、ずっとうつぶせ状態で過ごさなければならないのです。

 寝返りもできないし、体は痛いし、とにかく暇。スマホを見るしかやれることがなかったので、この機会に網膜剥離の手術の歴史を調べたりしました。意外と歴史が浅くて、網膜剥離が治せるようになったのはここ40年ぐらいのことだと知り、医学の進歩に感謝しました。

 退院して半年間ぐらいは眼圧を下げたり炎症を抑えたりする3種類の点眼薬を取っ換え引っ換え頻繁にさしていました。 眼圧を下げるといえば、入院したら血圧を毎日測るじゃないですか。それで私、えらい高血圧だと判明したのです。上がだいたい200㎜/Hgとかで、看護師さんも毎回驚くんです。自分では高血圧で不都合を感じたことはなかったのですが、主治医から「循環器科へ行ってこい!」と言われ、今はしっかり降圧剤も飲んでいます。今後、気をつけなければいけないのは、網膜剥離より高血圧の方のようです(笑い)。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「コンプラ違反」で一発退場のTOKIO国分太一…ゾロゾロと出てくる“素行の悪さ”

  2. 2

    石田ゆり子ブームは終わらない? ベリーショートに賛否、脱「奇跡の50代」でも人気加速

  3. 3

    国分太一は実質引退か? 中居正広氏、松本人志…“逃げ切り”が許されなかったタレントたちの共通点

  4. 4

    《ヤラセだらけの世界》長瀬智也のSNS投稿を巡り…再注目されるTOKIOを変えた「DASH村」の闇

  5. 5

    池田瑛紗は藝大浪人中に乃木坂46に合格 高校も“私立女子御三家”女子学院卒の超才媛

  1. 6

    作新学院・小針監督の「不適切指導」に私が思うこと 批判するのが“無難”かもしれないけれど…

  2. 7

    TOKIO国分太一「コンプラ違反」秘匿も次々に“セパ報道”で窮地に…復帰は極めて困難な道のりに

  3. 8

    大谷 28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」とは?

  4. 9

    ポップの本質からズレた、山下達郎の一連の発言への違和感

  5. 10

    国分太一コンプラ違反で「周囲が感じていた異変」…過去にはガングロに"変身”して問題起こした有名人も