著者のコラム一覧
小林秀行東邦大学医学部泌尿器科学講座准教授

1975年、東京都生まれ。2000年東邦大学医学部を卒業。卒後研修終了後に東北大学大学院医学系研究科病理病態学講座免疫学分野に進学。医学博士を取得。ペンシルバニア大学獣医学部にてリサーチアソシエイト。その後、東邦大学医学部泌尿器科学講座に復帰。2014年より現職。日本泌尿器科学会専門医・指導医、日本生殖医学会生殖医療専門医。専門は男性不妊症。noteにてブログ「Blue-男性不妊症について」を配信中。

肌つやつや、ひげもあまり生えない男子高校生に問題はある?

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 精子は男の子が生まれてすぐに作られるわけでなく、第二次性徴が始まらないと精子形成は起こりません。第二次性徴とは、思春期になって現れる性器や性器以外の身体の各部分に見られる性の特徴を指します。具体的には、小学生の高学年から見られる声変わり、ひげや陰毛が生えたりすることです。

 この身体の変化には「テストステロン」が関係しています。男性らしさを作るホルモンのことです。第二次性徴で精巣も大きくなって精子形成が始まります。

 夢精と呼ばれる朝起きたときにパンツが精液で汚れていたという経験はありませんか? 多くの男性が、この時期にマスターベーションも経験します。外来でマスターベーションを初めて行なった時期を聞くと、個人差はありますが、中学1年生や2年生である13歳や14歳に多いようです。

■「低ゴナドトロピン性男子性腺機能低下症」とは

 この第二次性徴の時期にホルモンの働きがうまくいかないと、精子形成が行なわれません。結婚して子供を希望したときに無精子症で発見される「低ゴナドトロピン性男子性腺機能低下症」という病気があります。

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