著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

温泉と同様の効果がある「手浴」でストレスをデトックス

公開日: 更新日:

 東京を筆頭に、首都圏や都市圏における新型コロナウイルス感染拡大が深刻な状況になっています。オリンピックやパラリンピック、大リーグで活躍する大谷翔平選手など明るいニュースがあるにもかかわらず、どこか陰鬱とした気持ちになってしまう――。そんな人は多いのではないでしょうか?

 こういうときはどこか旅行に出掛けたり、温泉につかったりしてリフレッシュしたいところですが、現在の状況を鑑みれば大きな移動は控えなければいけません。ガス抜きすらままならない……。これではますますストレスはたまる一方です。だからこそ、日頃から適度にストレスを解消させ、気持ちをリラックスさせることが、とても重要だと思われます。

 誰でも簡単に、かつ場所を選ばないストレス軽減方法として、ぜひ覚えておいてほしいのが「手浴」です。北海道大学の矢野らが、脳血管障害の患者を対象にした研究(2009年)によると、38度の温水に10~15分ほど手首をつけて手を温めると、患者の痛みが緩和されたり、爽快感が増加したり、ポジティブな言葉を発するようになったり、病気の回復に対する「やる気」が向上したと報告されています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱・三重ノ海剛司さんは邸宅で毎日のんびりの日々 今の時代の「弟子を育てる」難しさも語る

  2. 2

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  3. 3

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  4. 4

    高市政権大ピンチ! 林芳正総務相の「政治とカネ」疑惑が拡大…ナゾの「ポスター維持管理費」が新たな火種に

  5. 5

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  1. 6

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 7

    沢口靖子vs天海祐希「アラ還女優」対決…米倉涼子“失脚”でテレ朝が選ぶのは? 

  3. 8

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  4. 9

    【独自】自維連立のキーマン 遠藤敬首相補佐官に企業からの違法な寄付疑惑浮上

  5. 10

    高市政権マッ青! 連立の“急所”維新「藤田ショック」は幕引き不能…橋下徹氏の“連続口撃”が追い打ち