著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

しらすは夜に食べるとカルシウムを効率的に摂取できる

公開日: 更新日:

 半乾燥しらすの場合、同量当たり約378ミリグラムのカルシウムを含み、その量は生しらすの約10倍にもなります。

 ただ、実は72.8グラムというのはかなりの量です。一般的に大さじ1杯のしらす干しが4グラム程度。献立にもよりますが、大さじ2杯程度のレシピが多い印象ですので、カルシウム摂取量としては同量、もしくは少し多く取れる程度に考えておくとよいかもしれません。

 そして、カルシウムとともに摂取することで、骨や歯をより丈夫にすることが期待できるビタミンDは、生しらす100グラム当たり6.7マイクログラム、半乾燥しらすには同61マイクログラムが含まれています。

 時間栄養学の観点から考えると、カルシウムの吸収は夜に高まります。また、ビタミンDは日光を浴びても体内で合成できるので、体内で生成したビタミンDと合わせて夜にしらすを摂取することで、より効果的にカルシウムを取り入れることができるのではないでしょうか。

 ぜひ、試してみてください。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    「高市早苗首相」誕生睨み復権狙い…旧安倍派幹部“オレがオレが”の露出増で主導権争いの醜悪

  4. 4

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  5. 5

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  1. 6

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  2. 7

    パナソニックHDが1万人削減へ…営業利益18%増4265億円の黒字でもリストラ急ぐ理由

  3. 8

    ドジャース大谷翔平が3年連続本塁打王と引き換えに更新しそうな「自己ワースト記録」

  4. 9

    デマと誹謗中傷で混乱続く兵庫県政…記者が斎藤元彦県知事に「職員、県議が萎縮」と異例の訴え

  5. 10

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず