著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

しらすは夜に食べるとカルシウムを効率的に摂取できる

公開日: 更新日:

 しらすとは特定の魚ではなく、主にカタクチイワシやマイワシなどの稚魚のこと。関東では「小さいもの」ほど口当たりが良く、あっさりとして食べやすいという理由から高級品として扱われています。ちょうどこの時期に旬を迎え、1~3センチくらいまでを「しらす」、それを超えると少しずつ銀色っぽくなり「ちいか」や「かえり」と呼び名が変わるそうです。5センチで大人のイワシと同じような色になり「イワシ」として流通します。

 脂質が少なくあっさりとした味わいなので、大変食べやすい食材です。足が早いため、スーパーなどで出回っているものは、水揚げした後すぐにゆでたしらすや乾燥させたしらすが多いのではないでしょうか。

 この加工方法の違いによってエネルギーも変わり、100グラム当たり、生しらす76キロカロリー、釜揚げしらす90キロカロリー、微乾燥しらす(しらす干し)124キロカロリー、半乾燥しらす(ちりめんじゃこ)206キロカロリーとなっています。エネルギーが高くなるのは水分の違いです。

 ほかにも、注目したい栄養素が含まれています。まずは骨や歯の形成を促進するカルシウムです。生しらす72.8グラム(およそ1皿)当たり、カルシウムの含有は約36.31ミリグラムです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    「高市早苗首相」誕生睨み復権狙い…旧安倍派幹部“オレがオレが”の露出増で主導権争いの醜悪

  4. 4

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  5. 5

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  1. 6

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  2. 7

    パナソニックHDが1万人削減へ…営業利益18%増4265億円の黒字でもリストラ急ぐ理由

  3. 8

    ドジャース大谷翔平が3年連続本塁打王と引き換えに更新しそうな「自己ワースト記録」

  4. 9

    デマと誹謗中傷で混乱続く兵庫県政…記者が斎藤元彦県知事に「職員、県議が萎縮」と異例の訴え

  5. 10

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず