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古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

唐辛子はアドレナリン分泌を促し体温アップ 食欲増進なら朝に

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 唐辛子は世界中で最も食べられているといわれる香辛料のひとつです。鷹の爪だけでなく、なんとピーマンやシシトウ、パプリカも唐辛子の仲間で、辛さは栽培環境によって大きく異なります。

 そんなバラエティー豊かな唐辛子ですが、今回は、唐辛子と聞いてイメージされるであろう辛味の強い品種(以下、唐辛子)について紹介します。

 江戸時代から東京の甲州街道沿いですでに栽培され、蕎麦(そば)の薬味として使われていたといわれる唐辛子は、体内の冷えを取り温める作用や、消化や食欲を増進する作用などがあり、辣椒(ラッショウ)、蕃椒(バンショウ)と呼ばれる生薬としても使われています。

 それらの効能の多くを担ってくれる成分がカプサイシンです。興奮すると分泌されるアドレナリンの分泌を促進し、体温が上昇します。また、脂肪分解酵素のリパーゼが活性化されて、脂肪を燃焼したりエネルギー代謝の効率が良くなるため肥満予防効果がありそうですが、直接的なダイエット効果ではなく、有酸素運動との組み合わせで脂肪燃焼効果が上がると報告されています。

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