著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

生姜は寝る前に食べたい 含有3成分の働きと望ましい食べ方

公開日: 更新日:

 生姜の旬は初夏から晩秋にかけてで、その時期に採れたものを「新生姜」、新生姜を早採りして葉がついたままのものを「葉生姜」と呼びます。私たちが一年中目にするものは新生姜を貯蔵したもので、「古生姜」や「根生姜」と呼ばれています。

 そんな生姜の成分のうち、最近話題になっているのが独特の辛味のもととなる「ジンゲロール」「ジンゲロン」「ショウガオール」です。

 ジンゲロールは、血管を拡張させる働きがあり、冷えの改善などに役立つほか、殺菌作用や免疫機能の維持、胃腸の働きを整える働きもある成分です。そして、加熱や乾燥によってジンゲロールが変化して出来るジンゲロンは、強い発汗作用や脂肪分解作用が報告されています。生姜独特の香りもこのジンゲロンが由来で、ジンジャーエールなどの香料にも使われています。

 ショウガオールもまた、加熱や乾燥によってジンゲロールが一部変化して出来る成分です。血の巡りをよくしたり、痛みの原因となるプロスタグランジンの生成を抑えたり、脂肪を消費しやすい状態にする働きがあるので、冷えや痛みの改善、ダイエットにも効果的。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景