著者のコラム一覧
葉山惟大日本大学医学部付属板橋病院皮膚科病棟医長/皮膚科専門医

「接触皮膚炎」愛用している身近なものが発症に関係していることも

公開日: 更新日:

 特に敏感肌の人は、非アルコール性の消毒液を使い、保湿クリームを塗って皮膚をガードしましょう。

 アルコール消毒とは関係なく接触皮膚炎が生じている、つまり原因がはっきりしない場合には、原因物質を究明するために、まずは「使用テスト」を行います。それは、疑われる原因物質を腕に塗って、反応を見る方法です。

 これで原因が分からなければ、次はパッチテスト。疑わしい原因物質の成分を含んだシールを肌に2日間張りつけ、その反応をチェックする方法です。2日間張りっぱなしにする必要があるので、汗をかく夏にはできない検査です。

 患者さんの中には、新たに使いだしたものに炎症を起こしている人もいれば、「30年以上愛用していた化粧品にかぶれた」といったように、「今まで問題なく使えていたのに急にダメになった」という人もいます。

 皮膚炎を起こす原因が分かったら、それを極力取り除きながら生活をしてもらいます。万が一触れてしまったら、すぐに水で洗い流す。かぶれた部分にステロイドを塗布する方法などもありますが、残念ながら完治を期待するものではなく、対症療法になります。やはり原因究明が重要です。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状