接触皮膚炎<2>ニッケルアレルギーはコーヒー好きに多い

公開日: 更新日:

 接触皮膚炎のひとつ、アレルギー性接触皮膚炎は、肌に触れた物質に免疫反応を起こし、皮膚の赤みやかゆみが生じる疾患です。原因となる物質は、うるし(植物)、抗菌薬、ラテックス(ゴム)、日焼け止めクリーム、アフターシェーブローション、香水など、何千種類とあります。

 中には、その物質に触れた後に太陽の光を浴びると、化学反応が起こってその物質が変化しアレルギーを起こしやすい状態になり、発疹が出たり手足が赤く腫れたりすることもあります。光アレルギー性接触皮膚炎といい、湿布などでよく起こります。湿布を貼った後も数カ月は起こる可能性があります。

 アレルギー性接触皮膚炎の中で比較的多いのが「金属アレルギー」を原因とするもの。アクセサリーに含まれているニッケル、コバルト、金、銀などに対するアレルギーで、指輪やピアス、ネックレス、時計のバンドなどに、直接触れて起こります。ただ、発疹の位置とパターンから比較的、原因物質の判明がしやすい傾向があります。

 金属アレルギーの中でもニッケルアレルギーは確率が高い。汗でアクセサリーなどに含まれているニッケルやほかの金属が溶け出すので、汗のかきやすい夏に金属アレルギーの症状を訴える方が増えます。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  2. 2

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  3. 3

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 4

    大山悠輔に続き石川柊太にも逃げられ…巨人がFA市場で嫌われる「まさかの理由」をFA当事者が明かす

  5. 5

    織田裕二がフジテレビと決別の衝撃…「踊る大捜査線」続編に出演せず、柳葉敏郎が単独主演

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  3. 8

    どうなる?「トリガー条項」…ガソリン補助金で6兆円も投じながら5000億円の税収減に難色の意味不明

  4. 9

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  5. 10

    タイでマッサージ施術後の死亡者が相次ぐ…日本の整体やカイロプラクティック、リラクゼーションは大丈夫か?