コロナ収束への道<1>「いまこそ2類から5類に落とすべき」

公開日: 更新日:

 医療費は2類から5類に落とすと全額控除から3割負担となる。そのため反対する人もいる。しかし、それこそ政治判断で、当面は新型コロナの治療費は全額公費とする、と例外規定を作ればよい。

 重症化率・致死率が高い高齢者へのワクチン接種がおおむね終わり、12歳以上の接種回数は1億2000万回を超えた。ワクチン接種率は少なくとも50%超である。この1年半で新型コロナの研究が進み、未知の病気ではなくなりつつある。5類に落とす条件は整ってきたように見える。

▽笹倉渉(ささくら・わたる)「MYメディカルクリニック」(東京都渋谷区)院長。日本麻酔科学会麻酔科専門医。日本医師会認定産業医。インフェクションコントロールドクター。藤田保健衛生大学医学部卒。東京慈恵会医科大学附属病院麻酔科助教、公益社団法人北部地区医師会病院麻酔科科長を歴任、2016年9月から現職。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々