「沈黙の臓器」のダメージを知るにはどうしたらいいのか

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 なぜ、慢性腎臓病の人が新型コロナに感染すると死亡率が高くなるのか?

 ひとつは慢性腎臓病の人はウイルスに感染しやすいことが挙げられる。腎機能が低下すると本来は尿中に排泄されるべき老廃物などが血液中に蓄積される。これを尿毒症という。そうなると全身の免疫細胞の働きが低下して感染しやすくなる。

「しかも慢性腎臓病は糖尿病から発症するケースが多い。糖尿病になると免疫力が低下することがわかっています」

 もうひとつの理由は慢性腎臓病の人の血管はただでさえ弱っているのに、新型コロナがさらに攻撃することがわかっている。

 新型コロナは肺から血管内に侵入。血管の内皮細胞の表面に吸着して血管を攻撃して血管炎を起こしたり、血栓を作ったりする。そのため、他の疾患を持つ人よりも、心筋梗塞脳梗塞などの血管系の疾患を起こしやすくなる。

 米腎臓学会の報告によると、腎臓の疾患がなく入院せずにコロナから回復した人でも末期の腎臓病になるリスクがコロナに感染していない人の2倍だという。新型コロナによる腎臓への攻撃がいかに強いかがわかる。

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