台風シーズンの雨漏りカビが喘息・鼻炎・副鼻腔炎を悪化させる

公開日: 更新日:

 昨年、台風が最も多かったのが10月。この時期に起こりやすいのが雨漏りだ。それによって発生したカビは、放置すると体に悪影響を与える。

 外装リフォーム専門会社「ヤネカベ」の関口亮さんによれば、雨漏りの相談は通年あるが、特に増えるのが、台風シーズンだという。

「多い時は一日中電話が鳴りっぱなしで、相談数が60~70件という日もあります」(関口さん)

 関口さんは雨漏り診断士(民間資格)を有し、これまで2000件以上の雨漏りを診断。台風時に雨漏りの相談が増えるのは、雨水が外壁から漏れていても、防水シートのおかげで普段は雨漏りという目に見える形で現れにくいから。しかし台風による大雨で“許容量”を超えると、雨漏りが起こってしまう。

「雨漏りの量が少ないから平気だろうと考えていたら大間違いです。雨漏りがある場合、雨水がすでに家の内部を伝わっている。この状態が長く続くと、家の柱や梁が腐るばかりか、カビの繁殖につながりかねないのです」(関口さん)

 カビで懸念されるのが、体への悪影響だ。複数の企業の産業医を務める「リバランス」代表の池井佑丞医師が言う。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    渋野日向子に「ジャンボ尾崎に弟子入り」のススメ…国内3試合目は50人中ブービー終戦

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  5. 5

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  1. 6

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  2. 7

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  3. 8

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  4. 9

    後藤真希と一緒の“8万円沖縄ツアー”に《安売りしすぎ》と心配の声…"透け写真集"バカ売れ中なのに

  5. 10

    沢口靖子も菅田将暉も大コケ不可避?フジテレビ秋ドラマ総崩れで局内戦々恐々…シニア狙いが外れた根深い事情