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天野陽介日本医学柔整鍼灸専門学校鍼灸学科専任教員

日本医学柔整鍼灸専門学校鍼灸学科専任教員。北里大学東洋医学総合研究所医史学研究部客員研究員も務める。日本伝統鍼灸学会、東亜医学協会、全日本鍼灸学会、日本医史学会、日本東洋医学会所属。

鍼灸はなぜ効く?そのメカニズムはどのようなものなのか

公開日: 更新日:

 鍼灸がなぜ効くのかを簡単に説明すると、体が不均衡(アンバランス)になった状態を、鍼灸の刺激によって元の整ったバランス状態に戻すことができるからだと言えるでしょう。

 東洋医学ではこの体の均衡(バランス)を非常に重要視しています。そして、このバランスを診る場合も、さまざまな心身の状態を診ながら原因を探っていきます。

 時にそれは代謝や内臓自体の機能が低下している場合もあるでしょうし、栄養など体に必要なものが不足している状態に陥っていたり、逆に過剰になり過ぎたりしている状態の時もあるでしょう。また精神が高ぶったり沈んだり、体温が低下し過ぎたり熱し過ぎている場合もあります。

 ですから体調不良を訴える患者さんに対しては、問診したり触診や舌診により、どこの機能が不均衡なのかをまず探っていき、次にその症状に合わせて、整えやすい局所にある適切なツボに、鍼や灸で刺激を加えていくわけです。

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