唇がひどく荒れやすい…どんな病気が考えられるのか?

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 唇は皮膚が柔らかくデリケートなため、荒れやすい部位です。唇が荒れて割れるような症状があるようなら、いくつかの病気が考えられます。

 もっとも多いのは「口唇炎」で、唇が乾燥し、皮がむけたり、唇が腫れたりして、炎症や湿疹が現れます。唇は粘膜が薄いため水分が蒸発しやすく、外からの刺激を受けやすい。たとえば唇をなめるクセがあったり、唇が日焼けして湿疹が出るケースもあります。もともとアトピー性皮膚炎がある場合、肌質が弱いので唇が切れやすく、口唇炎になる方が多くみられます。

 さらに、かんきつ類、ナッツ類、パイナップル、香辛料といった刺激のある食べ物、洗顔料や口紅などの刺激性物質、義歯などが唇に接触することで炎症を起こすケースもあります。「接触性皮膚炎(接触口唇炎)」と呼ばれています。

 いずれも治療は保湿をしっかりすることと、炎症によって真っ赤にただれる場合はステロイドの塗り薬を処方しています。

 ほかに「口唇ヘルペス」があります。ヘルペスウイルスの感染によって、唇に小さな水疱ができる病気です。風邪やストレスによる免疫力の低下が原因になり症状が出ます。春や秋の季節の変わり目に起こりやすい傾向があります。症状は、ぴりぴりとした違和感や熱感があり、唇が腫れて赤くなります。これは、ウイルスが内部で炎症を起こしているためで、痛みを生じます。

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