“真夏バテ”を防ぐポイントは「冷房」「糖質」「水分」にあり

公開日: 更新日:

 人間の体には「暑熱順化」という機能が備わっており、暑い日が続くと自律神経系や内分泌系の変化が起こり、体が熱を逃しやすくなる。しかし暑くなりはじめの今は、暑熱順化が出来上がっておらず、ちょっと気温が上がっただけでも暑さの影響を受けやすくなる。体調を維持するための対策は? 食の面から実践すべきことを、東京慈恵会医科大学付属病院栄養部の赤石定典氏に聞いた。

■スパイスブームは大いに活用を

 3つの点を意識することが重要だと言う。

「冷房病、糖質の取りすぎ、水分不足です」

 まずは冷房病だ。屋外と室内の温度差が大きいと、体温調節に関わる自律神経に負担がかかり、働きが乱れる。すると、疲労感、倦怠感、睡眠の質の低下などさまざまな不調が生じる。

 自律神経の乱れは、屋外と室内の温度差が5度以上あると起こりやすくなる。シャワーで済ませずぬるめのお湯にゆっくり漬かり、適度な運動を続けることも大事。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦は大関昇進も“課題”クリアできず…「手で受けるだけ」の立ち合いに厳しい指摘

  2. 2

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 3

    マエケン楽天入り最有力…“本命”だった巨人はフラれて万々歳? OB投手も「獲得失敗がプラスになる」

  4. 4

    中日FA柳に続きマエケンにも逃げられ…苦境の巨人にまさかの菅野智之“出戻り復帰”が浮上

  5. 5

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  1. 6

    高市政権の“軍拡シナリオ”に綻び…トランプ大統領との電話会談で露呈した「米国の本音」

  2. 7

    エジプト考古学者・吉村作治さんは5年間の車椅子生活を経て…80歳の現在も情熱を失わず

  3. 8

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  4. 9

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  5. 10

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ