著者のコラム一覧
中村幹佑鍼灸師

日本医学柔整鍼灸専門学校鍼灸学科専任教員。はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師。

「お灸あたり」も起こる 自宅で実践するときに気をつけること

公開日: 更新日:

 お灸は昔から日本人にとってなじみ深い民間療法の一つでした。セルフケアであれば、特別な免許もいらず手軽に自宅でお灸を据えることができます。幼い頃、おじいちゃんおばあちゃんにやってもらった……という方もいるのではないでしょうか。

 ただ自分で気軽にできるとはいえ、いくつかの注意点を理解し正しく行う必要があります。

 さて、ここで言うお灸は、一般の方が薬局などで普通に購入できる台座灸を想定してお話しします。

 お灸治療の本質は、軽度のやけどによる炎症反応を利用し、全身に好影響を与えるもの。しかしそのやけどの程度が強いと、どうしても痕が残ります。決して「熱い方が効く」わけでもないので、熱いときは我慢せずにすぐに取り外しましょう。

 またお灸を据えた直後または翌日あたりから、全身の倦怠感や疲労感などを自覚する「お灸あたり」というものもあるので注意が必要です。これは灸刺激による一種の過剰反応と考えられています。ちなみにこれを予防するには、お灸の数を減らし、その人に合った刺激量を調整する必要があります。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」