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永田宏前長浜バイオ大学コンピュータバイオサイエンス学科教授

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

健康寿命という点では「実家通いの就職」が男子の勝ちパターン 医療情報学教授が語る

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 経営者や人事担当者は、いまや人材も地産地消の時代に入りつつあると思ったほうがいい。

 ただし女性に関しては、こういうシナリオは成り立たない。というのも女性は結婚していようと独身であろうと、死亡リスク健康リスクがほとんど変わらないからだ。東京都監察医務院のデータでも、女性の孤独死は男性の半分だし、人口動態調査でも、未婚女性の死亡曲線は夫と暮らす女性とほとんど変わらない。

 その意味で、大企業は女性の活用をもっと積極的に行っていく必要があるだろう。男子は地元で、女子は都会で活躍する。それがこれからの大学生の就職パターンになっていくのではないだろうか。

 その結果、男女の所得が逆転し、女性はさらに長命になり、逆に男性の平均寿命は横ばいか減少に転じるのかもしれない。

(永田宏・長浜バイオ大学メディカルバイオサイエンス学科教授)

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